「新型コロナウイルスの入院時スクリーニングにおける抗原検査およびRT-PCRが院内感染予防に与える影響」へのご協力のお願い
2021年2月1日から2022年1月31日の間に四街道徳洲会病院に入院し、入院時に新型コロナウイルスのスクリーニングを受けた方が対象となります。
研究実施期間:臨床研究審査委員会承認後~2023年3月31日新型コロナウイルス感染症の院内への持ち込みは院内感染防止のため重要であり、当院では入院時のスクリーニング検査として抗原定性検査とRT-PCR(いわゆるPCR検査)を行なっています。新型コロナウイルス検出の検出感度は抗原定性検査よりもRT-PCRが優れていることは広く知られています。しかしながら、RT-PCR陽性は必ずしも感染性を有することと同一ではなく、これらの検査感度の違いが、院内感染に与える影響についてはわかっていません。研究の対象となる患者さんの診療記録から情報を収集し、そちらを集約し解析を行います。新型コロナウイルス入院時スクリーニングにおけるRT-PCRと抗原定性検査を比較し、それぞれの検査が院内感染予防にどの程度寄与したのか、実臨床における有用性の差を明らかにすることが本研究の目的となります。
この研究は、通常の診療で得られた記録をまとめるものですので新規に検体試料の利用はありません。診療記録から診断名、年齢、性別、身長、体重、既往歴、血液検査結果、画像検査結果、治療経過等の情報を使用いたします。お名前、住所などの個人を特定する情報につきましては厳重に管理を行い、学会や学術雑誌等で公表する際には、個人が特定できないような形で使用いたします。
本研究に関するご質問等がありましたら下記のご連絡先までお問い合わせください。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することができますのでお申し出ください。また、試料・情報の使用が当該研究について、患者様もしくは代理人の方にご了承いただけない場合には、研究対象者といたしませんので下記の連絡先までお申し出ください。その場合でも患者さまに不利益が生じることは一切ありません。
四街道徳洲会病院 内科: 山室 亮介 電話: 04-3214-0111(代)