年々増加傾向の糖尿病ですが、食事療法、運動療法、薬物療法を上手に組み合わせて合併症などを防ぐことが出来ます。糖尿病治療を積極的に取り組んでいます
現在糖尿病は約2050万人とも言われている国民病とも言われています。一度発症すると完治しないですが、血糖値を正常レベルに保つことでコントロールが出来ます。その為には食事療法や薬物療法、運動療法が大切と言われています。糖尿病はあなた自身の行動によって血糖値を正常に保つことが出来るのです! いつ食べるか?運動するか、糖尿病の薬をどのように飲むか、注射するかコントロールすることで日常生活を送ることが出来るのです。また、糖尿病は経過ともに変化し、使用する薬や治療計画をたて、管理する必要があります。 糖尿病には子供や若い人に多いインスリン依存性の強い1型と生活習慣と遺伝要因によって発病する2型があります。どちらも血液中のブトウ糖(血糖)の濃度が以上に高くなってきます。
インシュリンを作り出すことが出来るすい臓ですが、2型糖尿病はインシュリンの分泌が不全(量が不十分でない)ため以前はインスリン非依存型糖尿病とも言われていました。一般的な糖尿病で約10人に9人はこのタイプで、若い人でも発症する場合もありますが、40歳以上から発症される方がほとんどです。 糖尿になる原因は様々なですが、食生活、遺伝体質などが組み合わせることで起こると考えられています。 初期段階では自覚症状がなく、徐々に症状があらわれてきます。
1型糖尿病は残念ながらすい臓からほとんど、または全くインスリンをつくることが出来ません。そのため、インスリンの注射をする必要があります。糖尿病の患者さんのうち1型糖尿病は10人に1人もいません。若い方の糖尿病では1型糖尿病が多いですが、年齢関係なく発症がみられます。原因は正確にはわかっていませんが、要因としてあげられるのは、かかりやすい体質を持っていたり、何らかの原因でインスリンを創っているすい臓の一部が破壊されていると考えられています。症状も普通に突然あらわれます。
糖尿病は神経、目や腎臓など様々な障害を起こすことがあります。心臓病、脳卒中など直接リスクに関係する動脈硬化を引き起こすこともわかってきました。
自覚症状がないとから大丈夫と思わず、見えないところに合併症が進行していることがあります。気づいた時には日常に支障が表れていることも少なくありません。しっかりと血糖値をコントロールすれば合併症を予防することができることがわかっています。
治療目標は年齢、羅病期間、臓器障害、低血糖の危険性、サポート体制などを考慮して個別に設定する。
注1)適切な食事療法や運動療法だけで達成可能な場合、または薬物療法中でも血糖値などの副作用なく達成可能な場合の目標とする。
注2)合併予防の観点からHbA1cの目標値を7%未満とする。対応する血糖値としては、空腹時血糖値130mg/dl未満、食後2時間血糖値180mg/dl未満をおおよその目安とする。
注3)低血糖などの副作用、その他の理由で治療の強化が難しい場合の目標とする。
注4)いずれも成人に対しての目標値であり、また妊娠例は除くものとする。
「外来担当表を確認の上来院下さい」
糖尿病専門医による診療で、糖尿病の予防・管理・合併症の予防まで一貫して診療を行います。
高血糖の持続は、動脈硬化を促進します。動脈硬化により脳梗塞や心筋梗塞などの合併症が起こりやすくなるため、CTやMRIによる検査を定期的に行い合併症を予防します。
他の科を受診する必要がある場合にも、院内連携によってスムーズなご案内が可能です。