ぶどう膜炎とは

目のなかに炎症が生じる病気です。

ぶどう膜とは、虹彩（こうさい）、毛様体（もうようたい）、脈絡膜（みゃくらくまく）の３つを言いますが、ここに炎症が起こる病気です。代表的なものに原田病、ベーチェット病、サルコイドーシスなどがあげられます。原因は糖尿病やサルコイドーシスなどの全身疾患に合併するもの、免疫異常によるもの、細菌、ウイルス、寄生虫などによる感染性のものなどがありますが、原因がわからないものが半数を占めます。適切な治療がなされないと重篤な視力障害を起こすものもありますので、それぞれの疾患、状態に応じて治療をしていきます。

ぶどう膜炎の症状

ぶどう膜炎の症状は、眼の中における炎症の部位や、炎症の強さ、原因によって様々ですが、代表的な症状として充血、飛蚊症、ぼやけて見える、視力低下などがあります。原因疾患によっては、頭痛や発熱、皮膚疾患、関節症などの全身症状を伴うこともあります。内科的な診断を必要とされる眼の病気と言われるほどです。