眼の病気「ロービジョン」とは?詳しく解説してます

ロービジョンケア

ロービジョンケアのご案内

ロービジョン(low vision)とは、失明(Blind)とは違い、視力・視野などの視機能が少しでも残っている状態です。

病気や怪我が原因で、視力・視野が傷害され、回復が困難になってしまった時、残された視機能を最大限に活用し、その方にとって望ましい生活を送れるようにするのがロービジョンケアです。 当院のロービジョン外来は、生活の質を向上させることを目標とし、見えにくいことで感じる不自由をサポートするための視覚補助具の紹介をしています。 「手元用の眼鏡をかけても新聞が読めない」という方は、拡大鏡を試したことがあると思います。 一口に拡大鏡といっても、倍率や使用方法などさまざまです。 適切なものを選び、正しい使い方をしなければ、せっかく購入したのに「よく見えないから使っていない。」ということになってしまいます。

外来ではまず、お使いになっているものを持参していただき、問題なければ、それらを正しく使えるように練習します。お持ちでない場合や、用途が全く合っていない場合は、視力・要望に合った拡大鏡をいくつかご紹介し、ひとつずつ試しながら、最も見えやすい、使いやすいものを決めていきます。 スマートフォンやタブレット端末の、文字を大きく見やすくする機能・アプリも紹介しています。

ロービジョンケア

また、「文字がまっすぐ書けない・読めない」時は、黒い厚紙を切り抜いた物を、書きたい・読みたい物に添えると見やすくなるという場合があります。このような日常の不自由を解決できる生活便利用品も紹介します。 このような道具はロービジョンの方だけでなく、視力が良好であっても、文字が見えにくい、まっすぐ読み書きできない、といったことで困っている高齢者の方にも有効です。 興味のある方は眼科外来にお尋ねください。 見えにくいことで感じる「困った」を、少しでも減らしていくお手伝いができれば、と思っています。

四街道徳洲会病院 ロビーションケア
四街道徳洲会病院 ロビーションケア